恋愛商法??街角アンケートに答えたら、高級な貴金属を勧められた話
こんにちは。
皆様は恋愛商法をご存知でしょうか。
これは、美人なお姉さんが好意的に話しかけて、相手を落とし、恋愛感情を使って高額な商品を売り付けるといった商法です。
基本的に、これは非モテの男性が狙われやすいです。
そう、そんな非モテの僕が恋愛商法に引かかったという話です。
夏の暑い日曜日。
駅から家へと帰ろうとしたときに、たぶん二十歳前後であろうスーツを着た若い女性にアンケートのお願いをされました。
若い女性:「新人研修でアンケートをお願いしているんですけど、大丈夫ですか?」
自分:「すみません、ちょっと急いでいるんで」
そう、僕は最初の段階では一回アンケートを断っているのです。
やっぱり知らない人のアンケートに答えて、個人情報を渡すのに抵抗があったので、断りました。
しかし、こんな暑い中、休日なのに出勤している新人の女性に頼まれたら、アンケートに答えてあげてもいいかなと思い、わざわざ女性のところに戻ってアンケートを答えました。
この行為が、恋愛商法の一歩だった訳ですね。
アンケートに答える前に、女性の方から色々な質問、主に趣味系の話をされ、滅茶苦茶盛り上がりました。
工学系出身の僕は、もちろん女性と触れ合う機会はないですし、歳の差がある若い女性と話す機会がなかったので、テンションが上がってしまいました。
僕はあの時に若い女性に対して、いろんな人にアンケート取りたかっただろうに、1時間も話させて申し訳ないなと思っていましたが、これが僕を落とす恋愛商法の手口だったとは。。。
そして、いざアンケートに答えると、その内容が「結婚について」のアンケートでした。この若い女性が勤めている会社はダイヤモンドを扱う貴金属のお店だったのです。
結婚を全く考えていない僕は、なんとなくアンケートに答えて最後に電話番号を書いて記入を終えました。
その後、若い女性の方から、お礼の電話をさせて頂きますと言われました。
そのとき僕は、アンケートに答えただけなのにお礼っておかしな話だなと思いながらも、結構メロメロだったため、お願いしますと言い、その場でのアンケートの記入を終えました。
そして、アンケートに答えた当日に電話が掛かってきて、お礼の言葉をもらい、その後さらに雑談が1時間程度ありました。
勤務中なのにこんなに話して大丈夫なのかなと思いながらも、ずっとしゃべっていて、若い女性の方から急に「ちょっとこれ以上話すと先輩に怒られてしまうので、明日お店にきませんか?」と言われます。
えー、と驚きながら、貴金属を買うほどのお金を持っていない僕は、躊躇しますが、若い女性の方から見るだけなのでと言われると、行きますと答えてしまいました。
その時にお店に伺うときに、注意事項をいくつか言われました。
その1:店内の滞在時間は3時間まで
その2:お店に来ることを家族に相談しないでほしい。
そのほかいくつかありましたが、その2の項目が怪し過ぎて、やっぱり行きませんと言いたかったですが、また対面でもう一度話せると思うと、やっぱり断れず、アンケートを答えた次の日にお店に伺うことになりました。
正直、電話しているときは楽しかったですが、滅茶苦茶怖くなったので、グーグルに「貴金属 アンケート」と検索したら、恋愛商法・詐欺がヒットしました。
ちなみに、場所が銀座であり、被害にあった場所がほぼほぼ銀座であったため、僕は悟りました。
「あー、これ詐欺だ」
そして、恋愛商法の色々な体験談を確認し、店内に入った後のスケジュール感を把握していました。
調べた流れをここに書きます。
駅前に到着したら、担当している女性に連絡。
電話にて、場所を誘導される。
お店にたどり着いたら、対応してくれた女性が来てくれる。
主に雑談。
そして、貴金属を見せる。
購入を進める。
断ったら、何時間が粘られた後に、少し怖めの男性が来て、説教をくらいながら購入を進める。
頑張って拒否って帰る。
完全に詐欺だと分かりつつも、お店に向かってしまう。
駅前に到着したら、連絡して欲しいと言われていたので、電話してみると担当の女性の方から電話にて案内される。
驚くほど事前に調べた状況過ぎて、びっくりしましたが、指示通りお店に到着。
お店はそんなに綺麗じゃなかったですが、人は結構いました。
この時期はコロナが流行っていた時期だったのですが、人が結構いてびっくりしました。
周りの人たちを見ると、メガネかけてたり、身長が低かったり、太ったおっさんであったりと非モテな人たちばかりでした。
そんな中にいる僕も非モテの一人なんだなと思って、落ち込みましたが、そんなことより高級貴金属を買わないことが僕にとってのミッションでした。
少し逃げづらそうな部屋に呼ばれ、さらに不安になりましたが、若い女性がキレイだったので気持ち穏やかになりました。
しかし、詐欺だと分かっていたのでテンションはめちゃくちゃ低めでした。
そして、貴金属の商品を紹介するとなった時に、若い女性の方から30代のベテランの女性に代わり、お店のことや結婚についてお話されました。
そして、誓約書??なる書類を渡され、これは、お店が健全でありますよと言うアピールが書かれた書類でした。
そこには、もし担当の方から恋愛商法なる営業を受けたら、記述してくださいと書かれていました。
ぼくは恋愛商法でしょ!?と思いながら、誓約書にサインを行い、商品を紹介されました。
商品を紹介するときは、30代の女性が立ち去り、若い女性の方が戻ってきて、結婚式についてすごくお金が掛かること、結婚指輪と婚約指輪があること、ダイヤモンドには様々な質があることの説明を受けました。
ぼくは、まだ結婚を考えていないので、いらないですかねと答えると、若い女性の方から「このお店はアクセサリーとしても販売しているんです。」と言われ、ネックレス系の商品も紹介されました。
これは、相手が見つかるまで購入したダイヤモンドをネックレスとして付け、相手が見つかったらそのネックレスに付けていたダイヤモンドを指輪としてプレゼントするというストーリーです。
買いたくないなと思いながら、ネックレスコーナーに行き、何度か試着して、めちゃくちゃ褒められてを繰り返しました。
そして、購入する瞬間が訪れました。
ちなみに勧められたのがダイヤモンドです。
ぼくは即座に買いませんと答えた瞬間に、今までニコニコしていた女性の方が険しい顔をし始めました。
そして、また30代の女性が戻ってきました。
若い女性の方は雑談しているときに、定期的にスマホをいじっていたので、どんな段取りであったかを把握しているような状況でした。
そこから、鬼の説得がスタートします。
今まで優しかった30代の女性の方が、僕をかなりディスり始めます。
基本的に言われるのはこれです。
「結婚相手がいなくても、早めに結婚指輪を持つ必要があり、指輪のダイヤモンドを長く持っているというのは、その分あなたの愛情を注いでいるということ。」
「あなたは貯金額を紹介してくれましたが、結婚費用は1000万円近く掛かる。それを式の日に一括で払えますか?、事前にダイヤモンドを購入して、結婚指輪の費用だけでも浮かしたらどうですか?」
これを聞いた僕は、あなたは計画性もなく、結婚指輪にストーリーを待たせてサプライズ的に相手を喜ばせようとしないのか??と経済力も相手を思いやる気持ちもないのかとかなりディスられて、めちゃくちゃむかつきました。
しかし、反論してもしょうがないので、「そうですね。おっしゃる通りです。」を無限に繰り返しました。
そして、30代の女性も「もったいない」を無限に繰り返していました。
そんなやり取りを3時間したら、お店の決まりなのでこれ以上の対応はできません。と言われ、お店を退出することになりました。
最後は、今までのディスられた時とは一変して、笑顔で接客を受けました。
そんなこんなで、長い二日間が終了しました。
幸いにも怖い男性が出なくてホッとしました(笑)
いやー、世の中にはこんな形で物を売る商売があったとは、いい社会経験になったと思います。
皆さんも注意してください。
僕みたいな人間には、綺麗な女性は好意的に話しかけてこないですよね。
悲しいけど、これが現実でした。
ちなみに、20代前後の若い女性を有名人に例えると日向坂46の松田好花さんに似ていました。
結構清純派で、無邪気な子でしたね。
ここまでご覧になって頂きありがとうございました。
それでは。